ベトナム・カンボジアへのスタディーツアーに参加したのは社会人2年目の秋のこと。仕事は仕事でやりがいがあり楽しかったのですが、「何かをしたい」という漠然としたやる気がメラメラと燃えていた頃でした。現地の孤児院へ行く、というのは事前にわかっていたので、子ども好きな私は日本の曲をいくつか用意して行きました。それは、「故郷」と「幸せなら手をたたこう」です。皆で講堂で輪になって歌いました。その後、自由時間と
ベトナムへのツアー旅行... の続きを読む
東急グループも西武鉄道グループと同じようにホテルの積極的なチェーン展開を図っている。東急グループの特色は、チェーン展開すべきホテルの業態を四つに区別していることであり、(株)東急ホテルチェーンによる高級都市ホテルチェーン、東京急行電鉄(株)による中級ホテルとしての東急インチェーン、東急ホテルズインターナショナル(株)による環太平洋地域におけるパンパシフィックホテルズ、さらに最近では東急不動産(株)
四つに区別されたホテルの業態... の続きを読む
尻内〜青森。暗いホームの外れで客専のTさんが待っていた。車船連絡の赤帽もすでに乗込みを終わったという。夜を通して北へ走り続けるブルートレインの車内では、渡道の準備が次第に整えられてゆく。遥かなる「みちのく」の旅の果てに北の暁が白い。時刻表には載っていないが清水川では上り〈はつかり〉と行き違いのための運転停車がある。ここで室内灯が一斉につき、アナウンスが乗船の仕度を告げる。青森まであと30分、すぐに
夜の果て... の続きを読む
ホンモノの温泉への塩素投入強要の動きが、この時まさに待ったなしの状況にまで差し迫っていた。同じお湯を何度も使い回す「循環」、それゆえに不可欠な「塩素殺菌」、少ない温泉を水増しする「加水」など、何でもありのマガイモノの温泉を散々放置したあげく、死者七人、被害者総数一三〇〇人超、未曾有のレジオネラ禍に直面した官は、まさに「羹に懲りて膀を吹く」醜態を曝しはじめた。「羹」とはすなわち、温泉の何たるかも知ら
源泉かけ流しへの塩素投入の動き... の続きを読む
皆さんは「湯治」と聞いて、どんな情景を思い浮かべましたか。現在、湯治を習慣として行っていた経験があるのは主に70代以上の人たちでしょう。また、実際には経験がなくても、ある年齢までの人ならその様子は想像できると思います。1日数回、温泉に浸かり、あとは横になったり散歩をしたり。湯治といえば自炊が当たり前でしたから、共同の炊事場で調理しながら同じ湯治場に来ている人と顔なじみになり、おしゃべりを楽しむ。「
鉄筋コンクリートで、エアコン付きの湯治宿も... の続きを読む
温泉浴がウォーキングなどと同じ効果をもつのは、消費カロリーの面だけではありません。金沢医科大学の教授(血清学)は、一泊二目の温泉旅行で三回入浴をするだけで、四キロのウォーキングと同じ効果、つまり免疫力が高まることを裏づけるデータを発表しています。温泉旅行程度の温泉浴でも、免疫機能を担う白血球の数や働きが適正な数値に調整されるというのです。白血球というのは、ただ数が多くて活発ならいいというものではあ
入浴と免疫力、白血球数の働きを適正に... の続きを読む
今後科学がどれほど発達しようとも、絶対に克服できないのが時差でしょう。なるべく楽に旅するためには、時差を理解し上手に利用することがとても重要になってきます。そこで、ヨーロッパ旅行の場合について述べていきたいと思います。現在、成田・関西空港を出るヨーロッパ直行便は、新潟上空からシベリアを通ってロシアを斜めに横断し、サンクトペテルブルグ付近から北海を抜けてロンドンやパリに至ります。8時間(夏場は9時間
時差をどう利用するか... の続きを読む
温泉地の数は全国一だが、北海道には意外と湯治場と呼ばれる所は少ない。それでも、然別峡かんの温泉、幌加温泉、カルルス温泉、二股ラジウム温泉、濁川温泉などは湯治場の三条件がそろった温泉だ。そして、北関東には結構、湯治場が多い。群馬県西北部には山岳気候療養地としてもふさわしい万座温泉をはじめ、草津温泉、四万温泉に、少ないが今も自炊宿がある。草津の湯ただれを治す「仕上げの湯」として知られる沢渡温泉、ぬる湯
湯治場を紹介... の続きを読む
最近はキャスター付きの小型バッグが大流行です。一週間程度の短期旅行にはこれで十分だと思います。ハンドルが付いているので少々重くても持ち運びが楽ですし、航空会社によっては機内への持ち込みを許可してくれるサイズもありますから、到着空港のターンテーブルでイライラしながら待つ必要もありません。しかし当然ながら容量には限度があります。このタイプのバッグを新たに購入する場合は、予め荷物の量をよく検討してからに
旅の形でトランクは変わる... の続きを読む
飛行機利用がこれほど一般化した現代でも、「どの航空会社が安全ですか?あの航空会社は大丈夫ですか?」という質問を未だによく耳にします。2000年の11月、不敗神話の続く航空会社として名高かったシンガポール航空が台北の中正国際空港で離陸に失敗して、死者、重傷者合わせて100人を超える大事故が発生しました。世界で最も安全といわれた航空会社です。サービスの良さも含めて絶大な信頼と人気を誇っていた航空会社で
安全性はどこも同じ... の続きを読む
パンフレットにも、せめて泉質名や源泉の泉温か明記されるべきだ。「当館の風呂は浴用加熱しています」などと付記してあるなら、なおよし。加えて、「当館は湯量が豊富で、毎分○○リットルの湧出量があります」「自家源泉です」「源泉は○○から引いています」とあるほうが、もっとよし。さらに加えて、「当館は敷地内に湧く自然湧出泉を持っていますが、最近では湧出量も減ってきましたので、近くを○○メートルほど掘削して毎分
泉質名や源泉の泉温か明記されるべき... の続きを読む
私自身も若い頃は「日本のホテルの客室はどこも同じような雰囲気で、ちっとも面白くない」と思っていた。お決まりの調度品に、特色のないベッドカバー。利用者が不特定多数で個性を表現しにくい状況にあったり、限られた空間で、しかも多くの備品を揃えて生活機能を詰め込まなくてはならないというホテルの特性や制約がそうさせたのかもしれないが、ホテルがあまり豊かでなかった一般の人々の居住空間をリードしている時代はそれで
魅力を失っていた客室が突然目覚めた... の続きを読む
石川県山中温泉の成り立ちで見たように、かつて温泉といえば、すべて自然に地上に湧き出してくる自然湧出泉ばかりだった。自然湧出してくる泉源そのものか、近くにこしらえた湯坪を利用していた頃は、自身の力で湧き上がる新鮮な源泉の恵みにたっぷりあずかれたのである。温泉の長い歴史の中で、掘削によって人為的に温泉が得られるようになったのは、上総掘りを温泉掘削に応用し始めてから、たかだかこの一〇〇年ほどにすぎない。
温泉地の歴史と自然湧出泉... の続きを読む
最近差がついているのが対象期限だ。日系、欧州系は原則として翌々年(JASは三年後)の年末で消滅していくのだが、米国系(アメリカンを除く)、韓国系は無期限になっている。ただし、完全に無期限(コンチネンタル)、三年以内にマイルの加算が条件(ユナイテッド、ノースウェスト、デルタ)とに分かれる。さらに、デルタは自社の航空利用が条件だが、ユナイテッド、ノースウェストは提携社やショッピングによるポイントでもよ
差がついているのが対象期限... の続きを読む
ホテルの中にワインバーがあるのは、意外とまだ珍しい。町中にワインバーが雨後の竹の子のように出来た時期があったが、ホテルの中にももっと出来たらいいと思う(ザ・リッツ・カールトン大阪では開業から少し遅れてワインバーを開設した。ハウステンボスの中にあるホテルデンハーグのヴィノテークも希少な存在だ)。ただし、通常のバーがワインを重んじている場所では、話は別だ。東京・早稲田のリーガロイヤルホテル東京のセラー
通常のバーでも銘醸ワインを提供... の続きを読む
仕組みはこうだ。生ごみと厨房廃水から出る汚泥を高温の蒸気で殺菌しながら乾燥し、一週開かけてその中に微生物を発酵させるというもの。ホテルではこのプラントを一億一〇〇〇万円で建設、九九年から稼働させたが、従来かかっていた年間三〇〇〇万円の生ごみ処理費用が三年半で回収できてしまったそうだ。ホテルニューオータニと言えば、ヱハ〇〇室を擁する日本有数の巨大ホテルである。それだけに社会的な影響力も大きく、以前か
ニューオータニの生ごみ処理... の続きを読む
肩こり予防に有効なのが、湿布薬です。湿布薬に含まれる成分が皮膚から浸透して、血管を拡張し、血行をよくしてくれます。湿布薬には、筋肉の消炎・鎮痛作用がありますから、肩こりが出てしまったときも、それをやわらげてくれます。肩こりがひどいという人は、湿布を肩や首に貼る、あるいは塗るなどして、飛行機に乗り込めば、かなりの効果があります。湿布は、海外ではまず手に入りません。私たち日本人にはなじみのある薬剤です
機内でも安心して使える... の続きを読む
食べ物の嗜好は人それぞれで、それをあまりとやかくはいえませんが、せっかく海外に行くのですから、その土地のおいしいものを食べるのが、旅の楽しみのひとつでしょう。ただ、日本食が恋しくなるという気持ちはよくわかります。私の場合、海外にいるあいだは地元の食事を楽しむことにしているので、旅立つ直前に、必ず行きつけの店でお寿司を食べます。これで「和食はしばらくサヨウナラ」というわけで、帰国したらその夜は和食料
海外にいるあいだは地元の食事を楽しむ... の続きを読む
温泉が飲めること、つまり飲泉も、忘れてはならない「温泉力」のバロメーターのひとつである。ヨーロッパでは、「温泉=飲むこと」というくらいに飲泉が盛んである。「温泉は飲む野菜」とまでいわれている。様々なミネラル分が含まれた温泉を飲むことは、温泉療法にとって欠かすことができない。日本で飲泉が最も盛んなのは鹿児島県に代表される九州である。最近、高温の炭酸泉で知られる長湯温泉のある大分県直入町のように、「飲
飲泉でわかる鮮度... の続きを読む
背面に置かれた掛け軸、右側の壁には竹で作った棚の上に、見事な伊万里の壷がいくつか並んで置かれている。何気なく置かれてはいるか、細かい精密な柄が美しくほどこされ、素人目にも意匠の素晴らしさが感じられるその壷は、ひとつひとつがきっと新車と同じくらいの価値があるのだろう。左側の壁には窓があり、そこから庭園の一部が見える。庭園に建てられた東屋は、内側に燈が灯され、そこからもれる暖かな光が、形よく刈りこまれ
一流のしつらえ、一流のスタッフ... の続きを読む
ほかのふたりに、しきりに「よく似合う」を連発されて、すっかりいい気分だ。三人はその後、ロビーの奥にあるおしゃれなカフェで、午後のティータイムを過ごすことにする。カフェは大きな全面ガラスから庭園が見える場所にあり、太陽の光がさんさんと降り注いでとても気持ちがいい。ここには有名なケーキバイキングがある。三〇種類のケーキから好きなものを好きなだけ食べることができて、料金も手ごろだから、宿泊外のゲストも連
女性のハートをとらえるケーキバイキング... の続きを読む
湯の花や濁り湯を知らない日本人が増えている。こうした良質な温泉をもつ秘湯の宿が、温泉への無知から窮地に追い込まれようとしている。レジオネラ症によって温泉が人を殺すというおぞましい事態を報告されている。しかし同時に、温泉に対する無知が良質な温泉を殺そうとしている事実もあるのだ。旅行ジャーナリズムの役割が、ますます重要になっている。成分表のところで私は、政府や自治体のチェック機能が働いていないことを指
正しい情報を受ける権利... の続きを読む
高僧が温泉を開いたという伝承が流布するのは、温泉地側にとっては温泉の効能や歴史を誇示するシンボル的意味合いがあるが、弘法大師を含めた高僧側にも、そう語られる必然性あるいは縁があったのではないか。一つは、行基や弘法大師、彼らを慕う弟子たちも、各地を巡る人だったことである。行基の足跡は実際は畿内に終始したようだが、空海はもっと行動範囲が広かった。誕生地に近い我拝師山で行者を見て育ち、『三教指帰』や『性
高僧が温泉を開いたという伝説が流布する四つの要因... の続きを読む
ミネラルウォーターを購入する場合、よく点検していただきたいのが「栓」の部分。国によっては、栓が完全に密封されていないミネラルウォーターが売られている場合もあるからです。なかには、栓から水が漏れているものまで売られています。生産技術の問題もあるでしょうが、大半はインチキ商法です。ビンやボトルはミネラルウォーターでも中身はただの水。そんなまがい物を買ったとしたら、被害はお金だけではすみません。感染症の
ミネラルウォーターや缶ジュース類も安全を確認してか... の続きを読む
温泉情報のディスクロージャー(開示)がまがりなりにも一歩前進したのですが、四項目に関する表示が脱衣場になされていることは利用者にとって腹立たしいかぎりです。日帰り入浴施設では入浴料を払ったあと、宿泊の場合はチェックインして脱衣場で浴衣でも脱ぎながらでなければ、せっかくの情報開示が確認できないということなのです。いかにも開示しましたというお役所仕事です。本来なら玄関先に掲示したり、パンフレット、ホー
温泉業界ほど利用者の自己責任... の続きを読む
子供も、もう小学校の5年生です。当たり前ですが来年は6年生です。思い返すとここまであっという間だったような気がします。ついこの前まで一年生だったような気さえしてしまうほどです・・。子供の成長は早いです。もう数年もしたら口も聞いてもらえなくなるかもしれません。そうなったら当然、毎年楽しみにしていた家族旅行も行けなくなってしまいます。5年生の今年の夏休みは思いっきり満喫しました。もしかしたら来年で最後
来年は家族で海外旅行... の続きを読む